日野自動車は、大型トラック、日野『プロフィア』の「A09C」型エンジン搭載車型を改良し、9月1日から発売すると発表した。
今回、世界で最も厳しい規制であるポスト新長期排出ガス規制に対応するため、同社が開発したクリーンディーゼルシステム「AIR LOOP」を搭載した。エンジン本体の改良、DPRに新たに尿素SCRを組み合わせ、制御も最適化することで、NOxとPMの排出量を大幅に低減する。
今回の発売する車型のうち、2015年度燃費基準達成車はエコカー減税の対象となり、自動車重量税と自動車取得税が75%減税となる。
また、新開発の軽量9速マニュアルトランスミッションや自動発進が可能となった新プロシフト12など、省燃費運転支援装置により、低燃費走行を可能にした。
衝突被害を軽減する新PCS(衝突被害軽減ブレーキシステム)と、VSC(車両安定制御システム)を全車に標準装備し、安全性能の充実を図った。
このほか、国内で初めてトラクターにショートキャブ車型を新たに設定した。トレーラー連結時の前回り半径を拡大するとともに軽量化した。鉄道用31フィートコンテナ連結時にも全長を12m以内に収めることが可能となり、高積載タンクローリートレーラーにも適している。