転倒したバイクの運転者をひきずり「関係ない」と逃走

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19日午前7時5分ごろ、埼玉県和光市内の市道で原付バイクが転倒。路上に投げ出された運転者の男性が対向してきたトラックにはねられる事故が起きた。男性は重傷を負ったが、トラックは逃走。警察は21日までに73歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

埼玉県警・朝霞署によると、事故が起きたのは19日の午前7時5分ごろ。和光市新倉(N35.48.10.7/E139.37.7.0)付近の市道を走行していた原付バイクが単独で転倒。運転していた志木市内に在住する26歳の男性が路上に投げ出されたところ、直後に対向してきた普通トラックにはねられた。

男性はトラックに約70mに渡ってひきずられて腰の骨などを折る重傷を負ったが、トラックはそのまま逃走。警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。

目撃証言や近くに設置されていた防犯カメラが撮影した映像から、警察は容疑車両の特徴を早期に把握。現場周辺での車当たりを行ったところ、酷似した車両を発見。運転していたとみられる73歳の男に任意で事情を聞いたところ、容疑を大筋で認めたことから21日までに自動車運転過失傷害や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

現場は緩やかなカーブ。事故当時は風雨が強い状態だった。調べに対して男は「自分とは無関係な事故。責任は無く、かかわりを持ちたくないので走り去った」などと供述しているようだ。

《石田真一》

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