都市鉱山47万tを開発---田中貴金属リサイクル1年

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田中貴金属工業は昨2010年6月23日に、一般消費者に買い取り基準を明示する貴金属ジュエリーリサイクルシステム「RE:TANAKA」(リ・タナカ)を開始した。開始以来10年5月31日までの買い取り実績をまとめ、6月22日に発表した。

田中貴金属工業が約1年間に回収した金の総量は2887.3kg、プラチナの総量は298.6kgにのぼった。鉱山で採掘される鉱石に換算すると、金鉱石約41万t、プラチナ鉱石約6万tに相当する。

ちなみに、商業規模で操業している日本唯一の金山である菱刈鉱山(鹿児島県。運営:住友金属鉱山)は、普通の金山より金の含有率が5倍以上の高品位だが、金の産出量は1年間で約7500kgだ。

RE:TANAKAでは専用の蛍光X線検査装置を導入し、貴金属ジュエリーの成分を鑑定し、貴金属の種類と含有率を短時間で検査できる。専用機器を用いることで鑑定者の主観だけに偏らない鑑定を実現した。

《高木啓》

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