【ケータイナビガイド '10】音声入力やルートアドバイザが便利…マップル地図ナビ乗換 Myカーナビ インプレ前編

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トップページは3つのメニュー項目がある。通常は「ナビ」だけを使えばいいだろう。
  • トップページは3つのメニュー項目がある。通常は「ナビ」だけを使えばいいだろう。
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  • 目的地検索のメニュー。周辺検索はまた別のメニューになっている。中央付近の「目的地検索」は名称での検索だ。
  • 周辺検索のメニュー。コンビニや駅などよく探すスポットは独立したメニューになっている。
  • ナビゲーション中の画面。初期設定ではこのような画面になる。
  • バードアイ表示。いわゆる3D表示で、遠方を見渡せるのでルートの確認がしやすい。

MTIが昭文社と協業して提供している『Myカーナビ』はdocomoやauのユーザーには馴染みがないかもしれない。しかし、実は歴史あるアプリで、もともとはボーダフォンでVodafone live!のコンテンツとして提供されていた。したがってすでに5年以上の実績があるアプリだ。

◆音声で目的地を設定できる

現在はdocomoとソフトバンクの主なケータイで使用でき、価格は月額210円となっている。また、MTIではケータイwebで「マップル地図ナビ乗換」も運営しており、こちらはauでも使用できる。

Myカーナビは数あるカーナビアプリの中でもかなり機能が豊富だ。中でも注目すべきは渋滞情報の対応だろう。渋滞を回避するルート検索が可能だし、カーナビ専用機のように地図上で渋滞している区間が赤く表示される。ケータイナビでこの表示ができるアプリは多くない。

もうひとつ、面白いのが音声入力機能だ。これはかつてカーナビ専用機で流行したボイスコマンドではなく、あくまで音声入力。ボイスコマンドは予め登録されているコマンドや登録ポイントを認識できるだけだが、Myカーナビの音声入力は登録していない場所を目的地として認識できる。例えば「東京駅」と言うだけで東京駅を目的地に設定できるのだ。

ほかにも周辺情報のプッシュ配信、豊富な画面モード、駐車場の空満情報など、注目すべき点は多い。

◆有名スポットなら音声入力は便利

早速使ってみた。最初の画面は3つのメニューに分かれており、ナビをさせるなら「ナビ」を選んで目的地検索となる。検索の方法はりフーワード、住所、電話番号など一般的なもののほか、「音声検索」や「MGコード検索」がある。MGコードとはMAPPLEで有名な昭文社の出版物に掲載されているコード。ガイドブックで見つけた場所を簡単に入力できて便利だ。

そして注目の音声検索。これを選ぶとまず「駅名」、「住所」、「インターチェンジ名」など6つのメニューを選択し、さらに決定ボタンを2回ほど押さなければならない。せっかくの音声入力なのにちょっと操作が面倒な気もするが、やってみるとこれはかなり使えると感じた。

落ち着いてハッキリ発音する必要はあるものの、認識率はかなり高い。長い住所の認識はさすがに無理があるが、遊園地や駅などの施設名の認識は問題なく、十分に実用的に使える。ケータイでは施設名を入力するだけでもけっこう大変なので、そういった文字入力を省略できるのは非常にありがたい。普段メールをしない人はとくに音声入力のメリットが大きいだろう。

次はルート検索だ。このとき、初期設定で渋滞を考慮した検索がされるようになっている。さらに、最適な出発時刻を調べるルートアドバイザ機能も搭載。例えば今は渋滞だがあと1時間待って出発すれば渋滞にあわない、といった判断ができる。

《山田正昭》

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