事業仕分け後のインタビューで、自動車事故対策機構(NASVA)の金澤悟理事長は「まったくわかってもらえなかった」と肩を落とした(27日)。「嘘つき」呼ばわりされたことや、自動車アセスメントの廃止判断が5人もいたことには特にショックを受けたようだ。
インタビュー冒頭、金澤理事長は「仕分け人に理解されなかったというのは、我々の説明が悪かったのかもしれない」とつぶやいた。
安全指導の民間委託シフトについては覚悟ができていたようだが、自動車アセスメント事業に対しての風当たりが非常に強かったことは想定外だったらしい。
「廃止の判断が5人も出てくるとは思わなかった」、「事業内容を理解しての判断だとしたら悲しいとしかいえない」と言葉少なめ。
先日開催された東京・秋葉原でのイベントの際には「JNCAPが国民に対して必要な事業ということを淡々と訴えに行く」と話していたが、「嘘つき」呼ばわりされ、廃止の判断すら一部でされた。
「事業仕分けはパフォーマンス」と以前から揶揄されているが、横柄な態度で語る枝野大臣ら仕分け人の姿を見ていると、「国民のために」という言葉が4日間1200万円でレンタルしたという会場に虚しく響く。