無免許運転の発覚を恐れて逃走、余罪も追及

自動車 社会 社会

16日午後11時40分ごろ、大阪府吹田市内の名神高速道路上り線で、警官の職務質問を振り切って逃走し男の運転する乗用車が、前走する大型トラックに接触する事故が起きた。男はクルマを捨てて逃走したが、警察は後に無免許運転の現行犯で逮捕している。

大阪府警・高速隊によると、事件が起きたのは16日の午後11時40分ごろ。これより約10分前の午後11時30分ごろ、吹田市岸部北4丁目(N34.46.47.9/E135.31.44.0)付近にある名神高速上り線・吹田サービスエリアの駐車場で、エンジンを掛けたまま駐車スペースへ斜めに止まっている不審な乗用車を発見。運転席にいた男に同隊員が職務質問しようとしたところ、男はクルマを急発進させて逃走した。

隊員はパトカーで追跡。クルマは約1kmに渡って逃走したが、吹田市樫切山(N34.47.27.2/E135.32.23.3)付近で前走する大型トラックに進路を塞がれて接触。急ハンドルを切った弾みで道路左側の斜面に乗り上げて立ち往生している。

男はクルマを乗り捨て、上り線側ヘ進入して徒歩で逃げ続けようとしたが、追跡してきた隊員に発見されて身柄を拘束。事情聴取の過程で無免許運転が発覚したことから、道路交通法違反(無免許運転)の現行犯で逮捕した。後の調べで、岐阜県池田町に在住する37歳の男と判明している。

男は2006年に違反累積で免許取消処分を受けた以後も、日常的にクルマを運転していたとみられる。調べに対しては「無免許運転の発覚を恐れて逃げた」などと供述しているが、他の犯罪に関与している可能性もあるとして、警察は余罪についても厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV