UDトラックス(旧・日産ディーゼル工業)は、2009年排出ガス規制(ポスト新長期規制)適合の中型クラストラックに搭載する「GH7」エンジンを開発した。
日米欧で強化される排ガス規制に適合する中型クラスエンジンを開発するため、同社は親会社ボルボグループと、共通で採用する中型クラスエンジン・プラットフォームを完成した。
環境性能と燃費性能を両立したGH7エンジンは、エンジンプラットフォームとボルボグループが持つ開発リソースを活用し、将来の排出ガス規制への適合が可能となるポテンシャルを備えているとしている。
GH7エンジンは、2010年年央に日本で発売予定の積載量8tクラスの『コンドル』に搭載して市場投入した後、コンドルシリーズの中型クラストラックに順次搭載していく予定。
また、海外市場では、米国に2010年秋に発売するトラックに搭載する予定。
国内向け、海外向けエンジンとも上尾工場で生産する。
三菱ふそうトラック・バスも将来のディーゼル排ガス規制に適合するエンジンを開発するため、親会社のダイムラーとの連携を強化して共同開発しており、グループでの世界共通のエンジンを搭載する動きが加速しそうだ。