フォルクスワーゲンは11日、ドイツにある同社の自動車テーマパーク、「アウトシュタッド」の累計来場者数が、2000万人を突破したと発表した。オープン10年で達成した記録だ。
アウトシュタッドは、フォルクスワーゲンの本社があるドイツ・ヴォルフスブルクに、2000年6月1日オープン。フォルクスワーゲンの歴代の名車や最新モデルなどを展示するブランド情報発信拠点として開業した。また、子どもや家族連れでも楽しめる、さまざまなアトラクションも併設されている。
2008年11月にはリニューアルを行い、「プレミアムクラブハウス」を新設。フォルクスワーゲングループのランボルギーニ、ベントレー、ブガッティなど、プレミアムブランドの情報発信の役割を持たせた。
アウトシュタッドのもうひとつの大きな役割が、顧客への新車の引き渡しだ。ドイツでは自動車メーカーに直接、新車を引き取りに来るユーザーが多く、アウトシュタッドでは、簡単な納車セレモニーを行って、顧客に新車を引き渡している。
フォルクスワーゲンは今回、2月25日の時点での累計来場者数が、2000万人を超えたと発表。祝賀イベントを行わない代わりに、ハイチ地震復興支援として、2万ユーロ(約250万円)を寄付することも明らかにした。
アウトシュタッドのCEO、Otto Ferdinand Wachs氏は、「この10年、アウトシュタッドは顧客とフォルクスワーゲンのコミュニケーションを深めるのに、重要な役割を果たしてきた」と述べている。