ダイフク、中国事業を再編---マテリアルハンドリング需要拡大

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ダイフクは、中国に展開している子会社を再編する。

中国で拡大する搬送・保管・仕分けなどのマテリアルハンドリングシステムの需要を取り込むため、新会社「大福(中国)」(DCL)を中核に、中国現地法人6社を再編して新体制を構築、ダイフクグループ全事業で受注拡大を狙う。

ダイフクグループは、2002年に一般製造業や流通業界向けの保管・搬送・仕分け・ピッキングシステムを販売する大福自動化物流設備(上海)(DSL)を設立して以来、自動車生産ライン向け搬送システムの販売会社大福自動輸送機(天津)(DAT)と大福自動輸送機(広州)(DAG)、自動車生産ライン向け搬送システムを製造する江蘇大福日新自動輸送機(DRA)、洗車機製造の大福洗車設備(上海)(DCS)を相次いで設立、子会社のコンテックも1990年に上海康泰克電子技術
(SHC)などを設立した。

さらに、2008年には中国現法統括本部を上海に設置し、コンテックグループも含めた中国での事業強化、最適化を図ってきた。

今回の中国現地法人の組織再編のスキームでは、まずDSLにDAT、DAGを吸収合併し、DCLに社名変更後、DRA、DCS(SHCと合併)をDCLの子会社として再編する。

中国で培ってきた経営資源を集約し、再配分することで、大福ブランド力の向上を図るとともに、統轄機能や調達の横断的機能の強化による競争力の強化、財務運用、業務効率アップを図る。

《レスポンス編集部》

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