新日本製鐵は、同社が開発した角形鋼管を使った新形式メタル床版橋「角太橋」の累計受注が100橋に達したと発表した。
角太橋は、橋梁に求められる軽い、薄い、短工期などの特長が評価され、2009年度は33橋で採用された。2005年度の本格販売以降、全国37都道府県で採用され、累計受注100橋、鋼材重量で約2700tとなった。
角太橋は、丸太橋の丸太の代わりに角形鋼管を使用した構造に因んで名付けられた。穴あけ加工した角形鋼管を並べ、所定のピッチで鋼管を角形鋼管に挿入し、交点部分にコンクリートを充填して接合しパネル化したもの。床版橋本体の施工が1~2日で完了するため、工期の短縮が図れ、従来のコンクリート橋に比べて約50%軽量化したことで使用重機の小型化が可能であることが評価されている。