自転車をひき逃げ、「事故の記憶はない」

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7日未明、兵庫県西宮市内の県道で、路肩を走行していたとみられる自転車に対し、後ろから進行してきた乗用車が追突した。自転車に乗っていた63歳の女性が死亡。クルマは逃走したが、警察は後に26歳の女をひき逃げ容疑で逮捕している。

兵庫県警・西宮署によると、事故が起きたのは7日の午前2時45分ごろ。西宮市今津巽町(N34.43.12.1/E135.21.17.9)付近の県道で、道路左側の路肩を走行していた同市内に在住する63歳女性の乗る自転車に対し、後ろから進行してきた乗用車が追突した。

女性は自転車ごと数メートル弾き飛ばされて全身を強打。近くの病院に収容されたが、約5時間30分後に多発性の外傷性ショックなどが原因で死亡している。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。現場付近での目撃情報や、現場に落ちていた容疑車両の破片から早々に車種を特定。車当たり捜査を行ったところ、同市内に在住する人物が所有するクルマに衝突痕を確認。事故当時にこのクルマに乗っていたとみられる26歳の女を自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

現場は片側2車線の直線区間。調べに対して女は「事故を起こしたのは事実かもしれないが、どうやって起きたのかわからないし、覚えていない」などと供述しているようだ。警察では漫然運転や飲酒運転の可能性も視野に入れ、女を厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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