ドレスアップの分野において、LEDはクルマの「光」のスタイルを変えつつある。2009年にE・Rコーポレーションにより再生した「TOMMYKAIRA JAPAN」が新しいドレスアップアイテム「LEDエンブレム」を展示した。
代表の樋江井尊吉さんは「エンブレムを光らせるのは、DIYで製作する一般ユーザーがいるメジャーなドレスアップ手法です。それをトミーカイラブランドで製作するにあたり、DIYではなしえないハイクオリティにすべく徹底的に作り込みました」と語る。
純正エンブレムをベースとし、厚さ3mmに押さえられた発光ユニットを組み込む。発光ユニットは、高度な防水対策と耐久力、そして簡単に取り付けられる便利さをバランスよく製品に盛り込んでいる。
発光するパーツは保安基準に細かな規制があり、光の強さや色によっては車検に通らない場合がある。シナジーブルーに輝くこのLEDエンブレムは、この点をクリアした保安基準適合品で、もちろん車検に対応する。
展示車両のコンプリートカー『プリウスRR』を見ると、装着されたエンブレムの光が製品版と異なっていることに気づく。
樋江井さんによると、プリウスRRに装着されているのは試作品とのこと。
「エンブレム全体が切れ目なく均一に光るようにするには苦労しました。製品版の品質がいかに高いかを実感していただくため、展示したプリウスには、光にムラがあるのですが、あえて試作品を装着しました。製品版と双方を見比べ、完成度が全く違うほど向上していることを感じていただけたと思います」と語ってくれた。
トミーカイラでは、現在のトヨタエンブレムに加え、スバル、ホンダ、マツダなど各社のエンブレムを順次発売していく。
また、『GT-R』ロゴの「R」が赤く輝くLEDエンブレムも開発中。発売前の最終段階だが、既にGT-Rのオーナーズクラブから注目されているという。