フォード、初の市販EVは 商用車

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トランジットコネクト・エレクトリック
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  • トランジットコネクト(デトロイトショー10)
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フォードモーターは9日、同社初の市販EV、フォード『トランジットコネクト・エレクトリック』を発表した。今年後半、米国での販売がスタートする。

同車は小型商用車の『トランジットコネクト』がベース。トランジットコネクトは、もともと欧州向けに開発されたモデルだが、昨年2月のシカゴモーターショーにおいて、米国仕様が初公開。今年1月のデトロイトモーターショーでは、北米トラックオブザイヤーを受賞するなど、現地での評価は高い。

そんなトランジットコネクトが、フォードの市販EV第1号車に選ばれた。その開発には、商用ハイブリッド&EVのパワートレーンに関して豊富なノウハウを持つアズールダイナミクス社と、バッテリーのエキスパート、ジョンソンコントロールズ社が参画している。

ボンネット内のモーターは、最大トルク24kgmを発生。ボディ後部の床下には、2次電池として蓄電容量28kWhのリチウムイオンバッテリーをレイアウトする。パフォーマンスは、0-96km/h加速12秒、最高速120km/h、最大航続距離130kmと実用的。充電は120Vまたは240Vソケットに対応しており、240Vソケットなら6 - 8時間で完了する。

トランジットコネクト・エレクトリックは、10日に開幕するシカゴモーターショーで正式発表。米国では年内に販売が開始される。さらにフォードは2011年に『フォーカス』のEVを、2012年には新型プラグインハイブリッド車を発売する計画。環境対応車の市場投入を促進する方針だ。

《森脇稔》

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