無免許運転で6人死傷の事故を起こした少年、危険運転で逮捕

自動車 社会 社会

昨年7月、千葉県横芝町内の県道で速度超過による制御困難を原因とする正面衝突事故を起こし、相手方と自車の乗員6人を死傷させたとして、千葉県警は3日、19歳の少年を危険運転致死傷などの容疑で逮捕した。

千葉県警・山武署によると、事故が起きたのは2009年7月20日の午後2時55分ごろ。横芝光町木戸(N35.37.27.2/E140.31.49.6)付近の県道を猛スピードで走行していた乗用車が対向車線側に逸脱。対向車線を順走してきたワゴン車と正面衝突した。

双方のクルマは大破。被衝突側のワゴン車を運転していた55歳の男性が全身強打で死亡、同乗していた64歳の女性は頭部を強打し、意識不明の重体。また、逸脱側のクルマに同乗していた男性3人も骨折や打撲などの重軽傷を負っている。運転していた少年(当時18歳)も事故で負傷し、一時は意識不明の重体となった。

少年は無免許。クルマは制限速度40km/h道路を100km/h超の速度で走行していたとみられ、緩やかな左カーブを曲がりきれずに対向車線側へ進入した。クルマ制御困難な状態に陥っていたとみられ、コントロールする技術を有していない少年が運転していたことも考慮。少年の回復を待ち、3日に危険運転致死傷や道路交通法違反(無免許運転)の容疑で逮捕している。

現場は片側1車線の直線区間。調べに対して少年は「スピードを出しすぎ、カーブを曲がれなくなった」などと供述。容疑を大筋で認めているようだ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース