デマンド交通システム、八女市が導入---日本ラッドの50システム目

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九州地方初、福岡県八女市で運行開始。記念式典でのテープカット
  • 九州地方初、福岡県八女市で運行開始。記念式典でのテープカット

日本ラッドは、赤字路線バスに代わる新たな公共交通サービスとなっている「デマンド交通システム」の累計50システム目を福岡県八女市に納入したと発表した。八女市では、1月18日からワゴン車3台で運行を開始した。

デマンド交通システムは、地元のタクシー会社や自治体の小型乗合自動車で、利用者を自宅から目的地まで送迎する新しい交通システム。バスのような低料金で、タクシーと同様にドアtoドアの送迎サービスを受けられる。路線バスのない過疎地や都市部のコミュニティシステムとしても期待されている。

50システム目となった八女市は、九州地方で始めての導入となる。八女市は道路事情が悪いため、住居からバス停まで2 - 3km離れているケースが多く、人口が高齢化している中でバスは利用者にとっても困難だ。また、定時定路線では乗車が少ない時間が出てしまい経費の無駄が大きくなる。住民の利便性と経費的なメリットを勘案して、デマンド交通システムを導入した。

《レスポンス編集部》

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