酔って覚えていない…タクシー運転手を殴って死なす

自動車 社会 社会

1月31日深夜、神奈川県横浜市栄区内の市道で、通行を巡る交通トラブルから男がタクシー運転手2人に暴行を加える事件が起きた。このうち1人が意識不明の重体。1人が軽傷を負った。警察は29歳の男を傷害の現行犯で逮捕している。

神奈川県警・栄署によると、事件が起きたのは1月31日の午後11時40分ごろ。横浜市栄区笠間2丁目(N35.21.7.7/E139.32.10.5)付近の市道で、車道で口論していた男2人に対し、接近してきたタクシーがヘッドライトをパッシングさせて道を空けるように促した。

このうち1人がパッシングされたことに立腹。タクシーを運転していた57歳の男性を車外に引きずり出し、殴る蹴るの暴行を加えた。別のタクシーを運転していた46歳の男性が仲裁に入ったが、男はこの男性の顔面も殴打。最終的には取り押さえられ、通報を受けて駆けつけた同署員に引き渡された。

被害を受けた2人は近くの病院に収容されたが、最初に殴られた男性は頭部を強打してまもなく死亡。仲裁に入った男性も打撲などの軽傷を負っている。警察は横浜市戸塚区内に在住する29歳の男を傷害の現行犯で逮捕。1人死亡後は傷害致死でも調べを進めている。

現場はJR大船駅近くのタクシー乗り場。調べによると逮捕された男とその兄は現場近くの居酒屋で飲食をしていたが、店を出たところで口論になった。車道で怒鳴り合っていた際に被害者のタクシーが通りかかった。調べに対して男は「酔っていたので細かいことは覚えていない」などと供述しているようだ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV