田園地帯で出会い頭衝突、双方が接近に気づかず

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18日朝、茨城県取手市内の市道で、交差点を進行していた乗用車とワゴン車が出会い頭に衝突する事故が起きた。双方のクルマは大破し、ワゴン車側の4人が死傷。乗用車の運転者も軽傷を負っている。

茨城県警・取手署によると、事故が起きたのは18日の午前8時50分ごろ。取手市高須(N35.53.38.2/E140.8.22.5)付近の市道で、交差点を進行していた乗用車とワゴン車が出会い頭に衝突。乗用車は弾みで水田に転落し、ワゴン車はスピンした状態で道路脇の電柱に突っ込んだ。

双方のクルマは大破。ワゴン車の後部座席にシートベルト未着用で同乗していた83歳と84歳の女性が頭部強打や頚椎骨折でまもなく死亡。助手席に同乗していた88歳の女性も胸部骨折などの重傷を負った。ワゴン車を運転していた取手市内に在住する63歳の女性と、乗用車を運転していた龍ケ崎市内に在住する23歳の男性は打撲などの軽傷を負っている。

現場は田園地帯の中にある交差点で信号機は設置されていない。また、双方ともに一時停止の義務もなかった。調べに対して双方の運転者は「接近に気がつかなかった」などと供述しており、警察では同速度で接近している場合、互いが移動していることに気がつかないコリジョンコース型事故の可能性が高いとみている。

《石田真一》

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