日野自動車は、製造や販売が禁止された2006年9月以降もアスベストが含有する補修部品を販売していたと発表した。
2006年9月1日に施行されました「労働安全衛生法施行令」の改正でアスベストをその重量の0.1%を超えて含有するすべての製品の製造、輸入、譲渡、提供、使用が同日から禁止された。
同社は同法施行に向けて、2005年10月から対策委員会を立ち上げて、生産車、補給用の部品についてノンアスベストへの切り替えを完了したとしていた。しかし、旧品在庫の管理に不備があり、2006年9月以降もアスベストを含有した補給用部品を国内販売会社を通じて販売を続けていたことが判明した。
販売された部品については、販売先を特定しており、販売先と連携して速やかに回収・廃却を進めるとしている。
販売会社の在庫部品はすでに全てを回収しており、廃却する予定。