ミラノ市電・バス運転士の間で大規模「コカイン汚染」の疑い

イタリアの警察当局は、ミラノ交通営団(ATM)の職員2名に対し、麻薬取締法容疑で取り調べに着手した。29日、イタリアの主要メディア各社が報じた。

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イタリアの警察当局は、ミラノ交通営団(ATM)の職員2名に対し、麻薬取締法容疑で取り調べに着手した。29日、イタリアの主要メディア各社が報じた。

2人はコカインを購入し、市電やバスの運転士など職場の同僚に売り捌いていた疑いが持たれている。当局による電話傍受によって発覚した。

警察はATM職員の麻薬汚染についてさらなる調査を進めており、過去に発生したATM職員の自殺2件のうち1件は、麻薬の代金による債務が原因である可能性を示唆している。また、過去2年に起きた十数件の市電・バス事故の中にも、薬物使用が原因のものがなかったか調査中だ。

ATMは1931年の創業。現在はミラノ市が株の大半を所有する株式会社である。ミラノ市内と72の周辺都市において地下鉄・市電・バス・トロリーバスなどを運行し、エリア住民260万人の足となっている。

新サービスにも積極的で、過去に他国に先駆けて地下鉄駅ホームのビデオプロジェクター放送を開始したほか、レストランに仕立てた市電も運行している。この12月21日には、地下鉄全3路線の走行中の車内で、携帯電話が使用できるようになった。

イタリアでは近年、ローマなど他都市でも薬物を使用したバス運転士による事故が起きている。ただし、今回のATMに関しては、職員間でかなり広範囲に麻薬汚染が広がっていた可能性もあり、今後の捜査の進展によっては大きな問題になりそうだ。
《大矢アキオ》

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