住友金属鉱山は、フィリピン最大手のニッケル鉱山会社であるニッケル・アジア・コーポレーション社(NAC)に追加出資した。NACの株式8.5%を約2200万米ドルで取得した。これによって出資比率は25.0%となった。
NACは世界有数のニッケル資源国であるフィリピンで最大規模のニッケル鉱石生産を行う鉱山会社。傘下には、住友金属がフィリピンで操業するコーラルベイ・ニッケル社への鉱石供給を行うリオツバ・ニッケル・マイニング社もあり、緊密な関係を保ってきたが、2009年8月には住友金属が約3900万米ドルで16.5%出資し資本提携した。
今回の株式の追加取得により、住友金属は重要な戦略的パートナーであるNACとの関係を強化する方針だ。