商船三井は10日、ノルウェーのHoegh LNG社と共同保有する船上再ガス化装置付LNG船「GDFスエズ・ネプチューン」が韓国三星重工で竣工し、長期傭船契約を締結したGDFスエズグループに引き渡されたと発表した。
新船は、米国東岸ボストン沖合の天然ガス輸入ターミナル「ネプチューンLNGディープウォーターポート」向けに建造される2隻の船上再ガス化装置付LNG船の1隻目で、2隻目は2010年5月に竣工する予定。
日本企業が船上再ガス化装置付LNG船分野に参入するのは初めて。
新船は、建造、運航などで環境に配慮しており、船級協会DNVからグリーンパスポートを取得した。
商船三井は、船上再ガス化装置付LNG船やLNG FPSOなどの高付加価値LNG船分野への参入・拡大を検討しており、今後も幅広い輸送サービスを提供する方針だ。