帝人化成は11月30日、ポリカーボネート(PC)樹脂「パンライト」製の樹脂グレージングが、2010年に市販予定のレクサス『LFA』のクオーターウインドウとパーティションウインドウに採用されたと発表した。
従来のガラス製品と同等以上の外観特性を持ちながら、ガラス素材に対して30%以上の軽量化を実現するとしている。
今回、レクサスLFAに採用された樹脂グレージングは、PC樹脂のパンライトによる自動車ボディの軽量化、デザイン自由度を活かしながら、帝人化成が独自に開発してきた射出プレス成形技術を駆使して、押出シートでは得られない外観品質に優れた樹脂グレージングを実現したとしている。自動車の軽量化に貢献する。
帝人化成は今後、独自の素材技術・成形加工技術・表面機能付与技術・ソリューション技術を駆使して商品開発に取り組み、自動車・車両用途での「車体の軽量化」のニーズ対応していく方針だ。