日本鉄鋼連盟が発表した10月の普通鋼鋼材需給速報によると、普通鋼鋼材出荷合計は前年同月比11.6%減の600万1000tと、6か月ぶりにマイナスとなった。
国内向けが380万2000t、同22.6%減と15か月連続でマイナスとなった。輸出は219万9000t、同17.3%増と3か月連続プラスとなった。
生産は、同12.6%減の606万6000tと13か月連続マイナスとなったものの、2008年10月以来、12か月ぶりに600万t台乗せとなった。
10月末のメーカー・問屋在庫は、前月末比6万5000t、1.2%増の564万3000tで、2か月ぶり増加となった。10月末の在庫率は、前月末の90.1%から3.9ポイント上昇の94.0%となり、2か月連続で100%を下回った。うち、国内在庫率は前月末の121.2%から1.2ポイント上昇し122.4%だった。