パトカーに追跡されたバイクが仲間の車にひき逃げされる

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22日未明、埼玉県春日部市内の市道で、信号無視を行ったとしてパトカーに追跡されていた2人乗りバイクが後続車にひき逃げされる事故が起きた。バイクの2人は重体。警察は19歳の少年をひき逃げ容疑で逮捕している。

埼玉県警・春日部署によると、事故が起きたのは22日の午前2時30分ごろ。春日部市中央付近の市道をパトロールしていた同署員が、信号を無視して進行する2人乗りバイクと乗用車を発見。停止を命じたが、これを無視したために追跡を開始した。

パトカーはこれを追走したが、同7丁目(N35.58.15.1/E139.45.34.0)付近で転倒しているバイクを発見。乗っていた若い男性2人は路上に投げ出されており、近くの病院に収容されたが、2人ともヘルメット未着用だったことから頭部強打し、意識不明の重体となった。後の調べで、同市内に在住する18歳と21歳の男性ということが判明している。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。一緒に逃走した乗用車が追突したものとみて調べを進めていたが、ナンバーなどから越谷市内に在住する19歳の少年が容疑に関与していたものと断定。自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

現場は片側1車線の緩やかなカーブ。少年からは酒気帯び相当量のアルコール分も検出されたが、調べに対しては「帰宅後に気を落ち着かせるために飲んだ」として、飲酒運転の事実は否認しているようだ。

《石田真一》

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