青森県とYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は、11月5日から13日に、青森県立美術館(青森市)の敷地内で「歩車間車両接近通知システム」での一般参加実験を合計6回にわたり実施した。
歩車間車両接近通知システムとは、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などの走行音のきわめて小さい車両に起因する事故の未然防止に向けて、複数の周波数帯を利用して端末を持つ歩行者に対し車両の接近を通知するシステム。
この実験は、八戸工業大学が管理法人となり、青森市をフィールドに行っている経済産業省委託事業である「EV・PHV導入による低炭素地域モデル構築事業」の事業の一つとして実施した。電波の利用については総務省「ユビキタス特区」の認可を受け、実施している。
これまでのフィールド検討等の結果を踏まえ、最新の機器を使用し、誰もがより安全・安心に移動するための情報提供を行う実証実験として位置づけられ、フィールドテスト結果は今後の開発に向けた資料として活用される見込み。