道路工事現場にクルマ突っ込み、作業員5人が重軽傷

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11日未明、新潟県新潟市中央区内の県道で、車線規制を実施して行われていた道路工事現場にワゴン車が突っ込み、作業員5人を次々にはねて重軽傷を負わす事故が起きた。クルマは逃走したが、警察は後に37歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

新潟県警・新潟東署によると、事故が起きたのは11日の午前2時5分ごろ。新潟市中央区笹口(N37.54.28.9/E139.4.24.9)付近の県道で、車線規制を実施した上で行われていた道路補修工事の現場に対し、停止指示を無視したワゴン車が進入。クルマは作業を行っていた男性を次々にはね、そのまま逃走した。

この事故で最初にはねられた59歳の男性が内臓破裂や骨折などの重傷。他の4人も打撲などの軽傷を負い、いずれも近くの病院に収容されている。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。現場に落ちていたミラーから車種を特定し、周辺での車当たり捜査を続けていたところ、JR新潟駅近くの駐車場で衝突痕があるワゴン車を発見。車内に隠れていた同市内に在住する37歳の男を自動車運転過失傷害や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で緊急逮捕している。

現場は片側1車線の直線区間。事故当時はセンターラインを引き直す工事が行われていたという。調べに対して男は「酒を飲んでいたので逃げた」などと供述しており、警察では事故当時は酒気帯び運転だった可能性が高いとして、飲酒運転についても調べを進める方針だ。

《石田真一》

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