カーナビ向けシステムLSIの新機種…高速処理を低消費電力で NECエレクトロニクス

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NECエレクトロニクスは、マルチコアCPUを搭載したカーナビゲーションシステム向けシステムLSI『EC-4260』と『EC-4250』の2品種を製品化し、11月10日からサンプル出荷を開始した。

新製品は、車載端末向けシステムLSIの性能や機能に対する要求が多様化しているのに対応、マルチコアで高速処理を低消費電力で実現した。組み込み業界標準のグラフィクスAPIをサポートしており、他の装置からの画像処理系ソフトウェア流用性を高め、開発期間短縮にも貢献する。周辺インターフェースも内臓しており、標準的な外部インターフェース機能を新たに内蔵した。

CPUコアを3個搭載したEC-4260とCPUを2個搭載したEC-4250の発売で、2007年に発売したCPUコア4個搭載の『EC-4270』とあわせて、日本国内をはじめ、欧州、北米市場で搭載率が拡大しているカーナビ製品に普及機からフラグシップ製品まで幅広くカバーするとしている。

また、EC-4260、EC-4250は、同社カーインフォテイメント向けシステムLSIのEMMACarシリーズとしての最初の製品となる。

新製品のサンプル価格は、EC-4260が1万2000円、EC-4250がが6000円で、2010年から量産を開始する。2012年には月産10万個を見込んでいる。

《レスポンス編集部》

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