パナソニックは2日、経営体質を強化する一環として、これまで社内分社であるモータ社で担ってきた家電電装・産業・情報モータ事業のうち、家電電装・産業モータ事業を2010年4月を目処に、同じく社内分社のホームアプライアンス社(HA)に再編統合する。
家電事業とのシナジー効果の見込める家電電装・産業モータ事業についてはセット部門と統合することで、意思決定の迅速化、両部門のブラックボックス技術の融合による商品力の強化、グローバル最適地生産・商品開発の加速を図る。モータの外販事業分野では、顧客との関係強化をめざす体制を構築、省エネ家電分野の拡大、コントローラメーカとの協業による産業ソリューションの展開など、事業の拡大を図る。
パナソニックは情報モータ事業についてはミネベアモータへ事業譲渡し、モータ社を解消する。