メルセデスベンツUSAは21日、『GL350ブルーテック』が「ベストSUVテキサス」に選出されたと発表した。欧州メーカーで同賞に輝いた最初のモデルとなった。
ベストSUVテキサスは、41名のジャーナリストが今年デビューまたはマイナーチェンジを受けたSUVの中から最高の1台を選出。オン、オフ両ロードを2日間かけて試乗し、16台のSUVの中からベストモデルを選び出した。
その結果、GL350ブルーテックが欧州メーカーとして初受賞。同車はアラバマ州タスカルーサ工場で生産される3列シートの大型SUVで、エンジンは3.0リットルV6ターボディーゼル(210ps、40.8kgm)を搭載。全米50州のディーゼル規制を満たすクリーンな排出ガス性能を備え、燃料満タンで約965km走行できる燃費の良さも併せ持つ。
ベストSUVに選ばれた理由は、トルクフルなエンジン、4マチックやヒルスタートアシスト、DSRや車高を最大30cm高められるエアマチックなど。オフロードで役立つ装備が高い評価を集めた。米国の顧客が重視するトラーラーなどの牽引力も3.4tとパワフルだ。
GL350ブルーテックの現地価格は、5万9950ドル(約550万円)から。クリーンディーゼル搭載車なので、米国では1800ドル(約16万5000円)の減税が受けられる。
テキサス州は、ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)分野では、GM、フォード、クライスラーの米国ビッグ3が伝統的に根強い支持を集めてきたエリア。そこでの「ベストSUV」受賞は、価値があるといえるだろう。