渋滞中の車列にトラック突っ込む、9人死傷

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22日午前、神奈川県川崎市川崎区内の首都高速道路・湾岸線上り(東行き)で、渋滞中の車列に対し、後ろから進行してきた大型トラックが追突した。車両3台が関係する多重事故に発展。車列最後部のワゴン車に乗っていた2人が死亡、5人が重軽傷を負った。

神奈川県警・高速隊によると、事故が起きたのは22日の午前9時ごろ。川崎市川崎区東扇島(N35.29/E139.45)付近の首都高速道路・湾岸線上りで、渋滞中の車列に対し、後ろから進行してきた大型トラックが追突した。

トラックは車列最後部のワゴン車に追突。ワゴン車は前に停車していた乗用車との間でサンドイッチ状態となって大破。ワゴン車の3列目座席に座っていた65歳の男性と63歳の女性が死亡。9歳の男児が頭部強打で意識不明の重体。運転していた新潟県長岡市内に在住する42歳の男性と、2列目座席に座っていたとみられる12歳の男子中学生が骨折などの重傷。助手席に座っていたとみられる39歳女性と、2列目座席に座っていたとみられる14歳の女子中学生が打撲などの軽傷を負った。

前に位置していた乗用車も中破。乗っていた2人も打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。警察はトラックを運転していた千葉県成田市内に在住する30歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。2人死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを進めている。

現場は片側3車線の直線区間。調べに対して男は「ブレーキを掛けたが間に合わなかった」などと供述しているようだ。警察では前方不注視が事故の主因とみている。

《石田真一》

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