重傷ひき逃げの男、飲酒運転の発覚を恐れて逃走か

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11日未明、高知県高知市内の市道で、路肩を歩いていた57歳の男性がクルマにはねられる事故が起きた。男性は意識不明の重体。クルマはそのまま逃走したが、現場には容疑車両のものとみられるドアミラーが落ちており、警察は12日までに36歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

高知県警・高知署によると、事故が起きたのは11日の午前1時ごろ。高知市上町2丁目(N33.33/E133.31)付近の市道で、路肩を歩いていたとみられる男性が後方から進行してきたクルマにはねられた。クルマは現場から逃走したため、警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。

現場には容疑車両のものとみられるドアミラーが落ちており、警察ではこのミラーから車種を特定。車当たり捜査を実施したところ、同市内に在住する36歳の男が所有する同型車のミラーが無くなっていることを確認。照合の結果、合致したことから自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で12日未明に逮捕している。

調べに対して男は容疑を大筋で認めているが、「当たったのが人とは思わなかった」と、ひき逃げ(救護義務違反)については否認しているようだ。また、「酒を飲んでから家に帰る途中だった」とも供述。警察では飲酒運転の発覚を恐れて逃走したものとみて、男を厳しく追及している。

はねられた男性は路上へ転倒した際に頭部を強打。近くの病院に収容されたが、意識不明の重体となっている。所持品などから、被害に遭ったのは同市内に在住する57歳の男性と判明している。

《石田真一》

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