デンソーなど、エアバッグ向け通信規格DSIの普及へ…コンソーシアム設立

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デンソー、フリースケール・セミコンダクタ社、TRWオートモーティブ社は8日、高度通信バス規格であるDSI(ディストリビューティド・システムズ・インターフェイス)の開発強化と普及に向けて、「DSIコンソーシアム」を設立したと発表した。

DSIは、自動車内に分散して配置されたセンサとエアバッグ電子制御ユニットを結ぶ通信規格として、長年、主要なエアバッグ・システム・メーカーに採用されており、現在では、十数社の自動車メーカーやサプライヤが取り入れている。

コンソーシアムでは、DSIの性能向上と、産業機器の制御や通信など自動車用以外への用途拡大に向けて、参加メンバーを広く募る予定。コンソーシアムの参加メンバーは、DSI規格を無料で使用できるとともに、今後のDSI規格の開発に参加することができる。コンソーシアムの設立により、高性能・低コストのシステムを実現する、競争力に優れたDSI規格を開発するとともに、市場におけるDSI規格の普及を加速していく。

コンソーシアムは、今回の設立の発表に合わせて、新DSI規格「DSI 2.5」を発表した。今後、ノイズ耐性や通信速度などの性能向上に向けて、次世代規格「DSI 3.0」の開発に取り組んでいく。

《レスポンス編集部》

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