三井住友建設は、大規模な都市内高架橋の建設で、架橋地点によってさまざまな条件下での最適解を選択できる架設工法メニューを確立、総合評価落札方式プロジェクトへの技術提案体制を強化した。
工法提案メニューは、桁下空間が利用できるプロジェクトでもっとも経済性を発揮する「U桁リフティング架設工法」と、桁下空間が利用できないプロジェクトに適している「後方組立方式スパンバイスパン工法」からなり、それぞれ第二京阪道路茄子作地区高架橋工事と青山地区高架橋工事に適用し、技術者1人当たりの消化高が従来工法の約2倍という高い生産性を実証したとしている。
この工法提案メニューは、同社の橋梁高品質化委員会で戦略的に推進している技術開発のなかで具体化した。