石油資源開発は、三菱マテリアルエネルギーが行う石油製品販売事業を買収すると発表した。三菱エネルギーが同事業を分社化して設立する新会社の発行済株式の90%を石油資源開発が譲り受ける。
石油資源開発は、天然ガス販売の営業戦略として、天然ガスパイプライン沿線における拡販の強化、新規ガスパイプラインの敷設などのインフラ整備による輸送ネットワークの拡充、天然ガスパイプラインが整備されていない地域に液化天然ガス(LNG)を供給するLNGサテライト供給により、広範囲な天然ガス・LNGの販売促進に取り組んでいる。
三菱エネルギーが行う石油製品販売事業は、全国をカバーする営業拠点、営業知識、人材を持つ。石油資源開発は、三菱エネルギーの石油製品販売事業を、買収を通じて、同販売事業の継続に加え、同社販売先のLNGニーズへの対応や営業拠点を活用したLNG新規需要開拓によるLNG拡販など、天然ガス・LNG販売拡大に寄与すると判断した。
三菱エネルギーは2009年11月1日付けで石油製品販売事業を会社分割で分社化する。新会社の発行済株式総数1000株のうち、900株を石油資源開発が三菱エネルギーから譲渡を受ける。