カルソニックカンセイ、厚木工場を閉鎖…過剰生産を解消

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カルソニックカンセイは25日、厚木工場(神奈川県愛川町)を閉鎖すると発表した。
 
自動車産業は、新興国への生産シフトが続き、日本国内では昨年秋のリーマン・ショック以前の生産台数を回復するには時間がかかる見通し。こうした中、同社も国内の生産能力過剰感を早期に解消し、利益が確保できる企業体質へと変革することが喫緊の課題となっており、今回生産体制を再編する。
 
ラジエーターやインタークーラーなどの熱交換器を生産する厚木工場の生産を2010年9月までに終了し、群馬工場(群馬県邑楽町)を中心に統合する。厚木工場にいる318人の従業員は段階的に他の地区に異動させる。
 
厚木工場の閉鎖で主要製品である熱交換器の生産能力過剰が解消されることで、需要に応じた生産能力の最適化、コスト競争力の強化が図られるとしている。厚木工場の跡地は売却を含めて検討する。

《レスポンス編集部》

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