富士通は21日、工作機械の研究・開発を行うファナックが公表した自己株式の取得に応じて、東京証券取引所でToSTNeT-3で保有するファナックの株式を売却したと発表した。
売却したファナックの株式は1197万5900株で、売却額は約890億円。今回の株式売却後も、富士通はファナックと友好的、対等のパートナーとして、良好な協力関係を維持していくとしている。
富士通はファナック株式売却で、今期の通期業績見通しに投資有価証券売却益を計上、最終利益250億円を予想していたが950億円に上方修正した。