日産、米国新車販売は24.6%減…7月実績

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日産、米国新車販売は24.6%減…7月実績
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北米日産は3日、7月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は7万1847台で、前年同月比は6月の23.1%減から悪化し、24.6%のマイナスとなった。

日産ブランドの乗用車系では、主力車種の『アルティマ』が前年同月比21.2%減の1万9252台、『セントラ』が13.5%減の9496台と、6月よりも減少幅を少なく抑えた。

また、『ヴァーサ』(日本名:『ティーダ』/『ティーダラティオ』)が、6月の38.3%減から7月は2%減の8530台まで持ち直した。『マキシマ』は6月まで実施していた特別リースプログラムの終了に伴い、7月は7.1%減の4472台と、3か月連続の大幅増に終止符を打った。

5月5日に米国市場へ初投入された『キューブ』は、7月は3293台を販売。5月1745台、6月2137台と、着実に地歩を固めた。北米日産は1万3990ドル(約134万円)からの価格を武器に、顧客へのアピールを強めている。

スポーツカーでは、1月に新型に移行した『370Z』(日本名:『フェアレディZ』)が、前年同月比11.9%増の890台と7か月連続で前年実績を上回った。『GT-R』も128台をセールスしており、日産ブランドのスポーツカーは、確実なファン層を取り込む。

一方、ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、小型SUVの『ローグ』が6770台を販売し、前年同月比は3.8%増と2か月ぶりのプラスをマークした。

しかし、6月は前年同月比2.4%増の1290台を売り上げた大型ピックアップトラックの『タイタン』は、7月は63.1%減の1467台止まり。さらに『フロンティア』が55.6%減の2942台、『エクステラ』が75.9%減の1182台、『パスファインダー』が69.8%減の1422台となるなど、軒並み大きくダウンした。

インフィニティブランドでは、大型SUVの『QX56』が前年同月比0.4%増の553台と2か月連続のプラスを維持。『Gクーペ』(日本名:日産『スカイラインクーペ』)はコンバーチブルの追加により、0.9%増の1597台と伸びた。『Gセダン』(日本名:日産『スカイライン』)も、8.7%減の3015台と回復傾向が見られる。

しかし、日本では『スカイライン』ブランドから発売された『EX』は、51.2%減の543台と不振。『FX』も61.7%減の662台、モデル末期の『M』(日本名:日産『フーガ』)も25.2%減の726台と、精彩を欠く。

日産の米国新車販売のキーモデルは、新型キューブやローグあたりになりそう。インフィニティブランドでは、2009年モデルを対象に、8月末までの期間限定で金利0%ローンを実施しており、販売への効果が注目される。

《森脇稔》

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