裸で暴れる男、取り押さえられ死亡---覚せい剤か

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7月28日、栃木県宇都宮市内で、「クルマ2台に衝突する事故を起こした男が、裸でクルマの屋根に上に乗って奇声を上げている」という通報。この男は警官に取り押さえられた後に意識を失い、死亡した。覚せい剤を使用していた可能性があり、急性中毒の疑いがあるという。

栃木県警・宇都宮東署によると、事件が起きたのは7月28日の午前9時ごろ、宇都宮市海道町付近の県道を走行していたクルマの運転者から前記の通報が寄せられた。

約20分後、現場に掛けつけた同署員が男を発見し、道路交通法違反の現行犯で逮捕しようとしたところ、男は大声で叫び、手足をばたつかせながら抵抗。複数の警官で取り押さえた直後、痙攣を繰り返しながら呼吸停止に陥り、そのまま意識を失った。男は心肺停止の状態で近くの病院に収容されたが、約1時間後に死亡した。所持品から、死亡したのはさくら市内に在住する30歳の男とみられている。

男は宿泊していた同市内のホテルで、消火器を噴射するなどした後に自らのクルマで逃走。衝突を繰り返しながら現場に到達したとみられる。ホテルの部屋からは覚せい剤が発見されており、警察では急性中毒の疑いもあるとして、司法解剖を行って死因を特定する方針だ。

《石田真一》

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