トヨタ自動車は28日、国内の宣伝活動や市場調査などを行うマーケティングの新会社を10月ごろに設立すると発表した。国内営業テコ入れ策の一環となる。
設立する新会社は、資本金1億円でトヨタの国内宣伝機能が中心となって発足する。事業開始は2010年1月の予定。一方、この国内マーケティング会社とは別に、グローバルでのマーケティングの実践・支援などを行う統括新会社も年末に設立する。
統括新会社は、国内マーケティング新会社や、傘下の広告代理店であるデルフィス、MEGA WEBなどを運営するアムラックストヨタ、ショッピングセンターなどの企画・運営会社トヨタオートモールクリエイトを全額出資子会社とする。
統括新会社の会長は豊田章男トヨタ社長が兼務する。顧客ニーズの迅速な把握や開発部門へのフィードバックを狙いに、新体制肝いりの新会社となる。