欧州GMのパートナー企業で、ドイツのFahrmitgas社は17日、シボレー『キャプティバ』に、人類が初めて月面に降り立って40年を記念した特別限定車、「ムーンランダー」を設定した。
米国の「アポロ11号」計画により月面探査船、「イーグル号」が月の表面に着陸したのは、1969年7月20日。アームストロング船長は「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」との有名な言葉を残している。
ドイツのFahrmitgas社はLPG(液化天然ガス)のサプライヤー。欧州GMと協力し、シボレーの中型SUV、キャプティバをベースにした特別限定車40台をドイツで発売する。
車名はズバリ、「ムーンランダー」(月面着陸船)。外観はアポロ11号のサターンロケットがモチーフとなっており、ホワイトのボディカラーを基本に、ボンネットやフェンダーはブラックで仕上げた。ボディサイドには「MOONLANDER」と「11」のデカール。さらに、サイドウインドウには、初めて月面に足跡を残した3人の宇宙飛行士の名前が記されている。
グレードは2.4リットル直4(136ps)+FF、3.2リットルV6(230ps)+4WDの2種類。3.2リットルV6は、0‐100km/h加速8.8秒、最高速204km/hの実力だ。Fahrmitgas社らしいのは、ガソリンとLPGの両燃料対応としている点で、LPG使用時には、ガソリン比で燃費は約50%、CO2排出量は約12%改善できるという。
このほか、245/40R20サイズタイヤと専用アルミホイール、i-Podオーディオ、シリアルナンバープレートなどが装備される。
ムーンランダーはドイツで限定40台が発売され、価格は2万1500ユーロ(約287万円)から。レプリカの宇宙服とヘルメットも付属する。ちょっと悪ノリ!?