交通事故の補償を巡るトラブルから相手を刺殺

自動車 社会 社会

6月29日夕方、北海道札幌市厚別区内にあるマンションの駐車場で、このマンションに住む52歳の男性が刃物で刺され、死亡する事件が起きた。警察は1日までに43歳の男を殺人容疑で逮捕した。2人は2007年に起きた交通事故の件でトラブルを起こしていたという。

北海道警・厚別署によると、事件が起きたのは6月29日の午後6時55分ごろ。札幌市厚別区大谷地東4丁目付近にあるマンション駐車場で、このマンションに住む52歳の男性が刃物で刺され、血を流して倒れているのを管理人が発見。警察に通報した。

男性は近くの病院に収容されたが、約1時間後に出血性ショックが原因で死亡。男性は2007年に起こした交通事故の件で43歳の暴力団員の男とトラブルになっていたが、事件直前にこの暴力団員とみられる男と男性が口論していたことが判明した。

警察は殺人事件として捜査を開始したが、同日夜に容疑者とみられる男から警察に対して「2日間待ってくれ、必ず出頭する」という電話が入った。男が使っていたとみられるRVは後に札幌市東区内の駐車場に放置されているのが発見され、車内からは血のついた包丁も発見された。

男は予告電話のとおり、1日になってから同署に出頭。調べに対しては「自分がやった」と容疑を大筋で認めたため、同日までに殺人容疑で逮捕している。警察では損害賠償を巡るトラブルから殺人に至ったものとみて、男を厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース