24日未明、大阪府守口市内の阪神高速道路守口線の上りで、単独事故を起こして立ち往生していた乗用車に対し、後ろから進行してきたトラックが追突した。この事故で車外に出ていた男性2人が押し出されたクルマにはねられて死傷している。
大阪府警・高速隊によると、事故が起きたのは24日の午前2時20分ごろ。守口市緑町付近の阪神高速守口線上りで、道路左側の側壁に衝突する単独事故を起こして第1車線で立ち往生していた乗用車に対し、後ろから進行してきた普通トラックが追突した。
乗用車は前に押し出され、車外で被害状況を確認していた男性2人を直撃。このうち21歳の男性が全身強打で死亡。もう1人も打撲などの軽傷を負った。警察はトラックを運転していた53歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。1人死亡後は容疑を同致死傷に切り替え、調べを進めている。
現場は片側2車線の緩やかなカーブ。当時は強い雨が降っていて、路面は滑りやすい状態だった。最初の事故はスリップが原因で発生したものとみられるが、2回目の事故はトラック側が漫然運転をしていた可能性が高いという。