23日午前、福島県いわき市内の常磐自動車道上り線で、車線規制を実施して行われていた道路補修工事の現場に普通トラックが突っ込み、作業員6人を次々にはねた。この事故で4人が死亡、2人が軽傷を負った。警察はトラック運転手の男を現行犯逮捕している。
福島県警・高速隊によると、事故が起きたのは23日の午前10時ごろ。いわき市三沢町沼平付近の常磐自動車道上り線で、車線規制を実施して行われた道路補修工事の現場に、警備員の停止指示を無視して進行してきた普通トラックが突っ込んだ。
トラックは減速しないまま男性作業員6人を次々にはね、このうち4人が即死。2人が軽傷を負った。警察はトラックを運転していた42歳の男を自動車運転過失致死傷の現行犯で逮捕している。
現場はいわき勿来インターチェンジ近くの直線区間。片側2車線のうち、当時は第1車線(走行車線)側の通行を規制していた。逮捕された男は調べに対し、「ボーッとしていた」などと供述しているようだ。