高齢者ひき逃げの男、免許の取得経験なし

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今年5月下旬、埼玉県坂戸市内のスーパーマーケット駐車場で80歳の女性をひき逃げし、死亡させたとして、埼玉県警は22日、鶴ケ島市内に在住する38歳の男をひき逃げ容疑で逮捕した。免許を取得した経験がなく、無免許運転容疑でも調べを進めている。

埼玉県警・西入間署によると、逮捕された男は今年5月28日の午後6時40分ごろ、ワゴン車を運転して坂戸市栄付近にあるスーパーマーケット駐車場に進入しようとした際、80歳の女性と衝突。この女性を救護することなく、その場から逃走した疑いがもたれている。女性は全身を強打。近くの病院に収容されたが、まもなく死亡した。

警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。目撃情報にあった黒っぽい色のワゴン車を探していたが、22日に38歳の男が警察に出頭。容疑への関与を大筋で認めたことから、自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ、無免許運転)の容疑で緊急逮捕している。

調べに対して男は「無免許運転の発覚を恐れて逃げた」などと供述している。運転免許の取得歴が一度も無く、警察では男が長期間に渡り、日常的に無免許運転を繰り返してきたものとみて、厳しく追及している。

《石田真一》

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