伊吹山で150m転落、2人死傷

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20日午前、岐阜県揖斐川町内の伊吹山ドライブウェイ(民間有料道路)から逸脱した乗用車が約150m下の斜面に転落しているのを、このクルマを捜索していた警察のヘリコプターが発見した。クルマに乗っていた女性2人が死傷している。

岐阜県警・揖斐署によると、警察が事故発生を確認したのは20日の午前11時25分ごろ。これより約9時間30分前の同日午前2時ごろ、石川県警から「石川県かほく市内に在住する女性2人が伊吹山へドライブに行ったまま夜になっても帰宅せず、連絡も取れない状況のため家族から捜索願が出された」という連絡が寄せられた。

岐阜県警が道路管理会社に連絡を取ったところ、パトロールに出た車両の乗員から「ドライブウェイ7合目と8合目の間にある待避所から車両が路外に滑落した可能性がある」との連絡が寄せられた。

このため同日朝から航空隊がヘリコプターを飛ばして捜索を行ったところ、道路から約150m下の斜面で大破している乗用車を発見。2人の女性を救出したが、車外に投げ出されていた65歳の女性が死亡。車内に取り残されていた59歳の女性は近くの病院に収容されたが、頭部強打の重傷を負った。

クルマが路外逸脱したとみられる場所は標高1000m付近。警察ではハンドル操作を誤ったものとみて、運転者の特定を急いでいる。

《石田真一》

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