14日早朝、茨城県小美玉市内の県道で、パトカーの追跡を受けていたトレーラーがバックで体当たりし、パトカーを破壊する事件が起きた。運転していた36歳の男は車両を捨てて逃走したが、約3時間後に発見され、窃盗容疑で逮捕されている。
茨城県警・自動車警ら隊、石岡署によると、事件が起きたのは14日の午前5時40分ごろ。小美玉市上玉里付近の県道で、盗難届の出されていたナンバープレートを装着していたとして、パトカーに追跡されていたトレーラーが停止。パトカーもこれに続いて停止したが、トレーラーはそのままバックし、パトカーに体当たりをした。
パトカーは前面部が中破。別のパトカーが前方に出て逃走を抑止しようとしたが、運転していた男は車両を捨てて逃走。トレーラーの進行方向が下り坂だったこともあり、無人となったトレーラーは前方で抑止していたパトカーにも衝突した。警察側の負傷者は出なかった。
警察は周辺の捜索を実施。約3時間後に空き地に隠れている男を警察犬が発見。窃盗容疑で逮捕状が出ていることがわかり、同容疑で逮捕された。今後は公務執行妨害容疑などでも調べを進めるとともに、車両やナンバーの入手先についても男を厳しく追及する方針だ。