7日未明、群馬県高崎市内の市道で、車道に立っていたとみられる15歳の男子高校生が進行してきた乗用車にはねられた。高校生は意識不明の重体。クルマはそのまま逃走したが、警察は後に62歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。
群馬県警・高崎署によると、事故が起きたのは7日の午前1時ごろ。高崎市八千代町付近にある群馬県立高崎高校前の市道で、文化祭の準備に参加していた15歳の男子高校生が正門の飾り付けをチェックするために車道へ立っていたところ、進行してきた乗用車にはねられた。
男子高校生は数メートル弾き飛ばされ、頭部を強打。近くの病院に収容されたが、意識不明の重体となっている。クルマはそのまま逃走したため、警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。同日午前、安中市内に住む62歳の男の家族が「人をはねたらしい」と通報。自宅にいたこの男を自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。
現場は片側1車線。逮捕された男は「衝突するまで気づかなかった」、「飲酒運転の発覚を恐れて逃げた」などと供述しているようだ。