蛇行のトラック、8台に接触して逃走

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6日午後、兵庫県神戸市西区内の国道175号で、蛇行しながら走行していた大型トラックがクルマ8台と接触する事故が起きた。トラックは約13km先で抑止されたが、運転していた37歳の男が警官に暴行。男は公務執行妨害の現行犯で逮捕されている。

兵庫県警・神戸西署によると、事故が起きたのは6日の午後0時50分ごろ。神戸市西区神出町田井付近の国道175号を走行していた大型トラックが、信号待ちをしていた前走車を追い抜こうとした際、このうちの2台に接触。蛇行しながら対向車線側に進出し、対向車2台とも接触した。

トラックはふらふらとした挙動で走り続けながら、さらに4台への接触を繰り返した。通報を受けた同署員がパトカーで追跡を開始したが、トラックは約10分間に渡って逃走。最終的には約13km離れた神戸市垂水区本多聞7丁目付近の第二神明道路東行き車線で強制抑止された。

運転していた37歳の男に署員が職務質問をしようとしたところ、男が突然暴れ出し、署員を殴打。このため公務執行妨害の現行犯で逮捕。接触被害に遭った8台の乗員にケガはなかったが、道路交通法違反(当て逃げ)についても調べを進めている。

調べに対して男は「事故を起こしたことは覚えている」としながらも、「その後のことは覚えていない」、「警官を殴っていない」と容疑を否認している。警察では薬物使用の可能性を含め、慎重に捜査を進める方針だ。

《石田真一》

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