26日午前、北海道札幌意南区内の道道で、道路左側の路肩に駐車されていた乗用車に対し、後ろから進行してきた普通トラックが追突。弾き飛ばされたクルマが路外に転落し、山菜採りをしていた男女に直撃した。この事故で2人が死亡している。
北海道警・札幌南署によると、事故が起きたのは26日の午前10時55分ごろ。札幌市南区定山渓付近の道道を走行していた普通トラックが、道路左側の路肩に路上駐車されていた乗用車に追突した。
乗用車は追突の弾みで路外に弾き飛ばされ、斜面を約2.5m下まで転落。近くで山菜採りをしていた65歳の男女を直撃した。2人はクルマの下敷きとなり、全身を強打。近くの病院に収容されたが、出血性ショックが原因で死亡した。警察はトラックを運転していた23歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。2人死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを進めている。
現場は片側1車線の直線区間。男は「居眠りをしていたかもしれない」などと供述しているようだ。追突被害を受けたクルマは、死亡した男女の長女にあたる女性が所有するもの。この女性は対向車線側にいたため、ケガはなかったという。