日産の高級車ブランド、インフィニティは27日、スイスのジュネーブに欧州18番目の「インフィニティセンター」をオープンした。スイスへは初の出店となる。
インフィニティは、2008年10月のパリモーターショーで、欧州市場への進出を宣言。すでにフランスのパリ、イタリアのミラノ/ローマ、スペインのマドリード/バルセロナなど欧州17か所に、販売やメンテナンスを担当するインフィニティセンターを開設している。
スイスへの出店は今回が初。ジュネーブ国際空港から車で10分、ジュネーブ中心部からも車で15分という好立地に、広さ200平方mのショールームを構えた。ショールームはインフィニティのCIに従い、モダンな建築様式に上品な家具をしつらえ、ラグジュアリーなホテルを思わせる洗練された空間とした。
車種ラインナップは、『G37』(日本名:日産『スカイライン』)、『G37クーペ』(日本名:日産『スカイラインクーペ』)、『EX37』(日本名:日産『スカイラインクロスオーバー』)、『FX』の4車種。遅れて、『G37コンバーチブル』も用意される。顧客は店内の大型スクリーンで、好みの内外装やオプションを組み合わせた状態を確認できる。
インフィニティはスイス2番目の拠点として、9月にバーゼル、3番目の拠点として、2010年夏にレマン湖へディーラーを置く予定。英国とドイツでは年内にインフィニティセンターを開業するなど、今後さらに、欧州での販売戦略を加速させる方針だ。